カイロプラクティックも最近では大分知られるようになってますが、本場アメリカでカイロが産声をあげる以前よりオステオパシーは存在しているにも関わらず、日本ではまだまだ一般に対しての認知度が低いのが現状だと思います。
カイロ発祥より遡る事21年前の1874年、アメリカのミズリー州カークスビルでアンドリュー・テイラー・スティル医師によりオステオパシーは創始されました。
1864年、彼がカンサス・シティーに住んでいた頃、流行性髄膜炎で三人の子供と父親を亡くしており、他にも生後間もなく三人の子供を亡くし、結局七人の子供のうち生き残ったのは長女一人だけという悲しい現実が、その後彼が自然医学の研究へと一生を捧げる原動力となり、それからの研究の末、筋骨格系などの異常が病気の根源だと考えはじめるようになりました。
そしてそれらの異常を手技によって取り除く事により、本来の機能の回復を目指すというもので、ギリシャ語のオステオ(骨)、パソス(病気・治療)からオステオパシーと名づけました。